CSS辞書

text-wrap

テキスト・フォント

テキストの折り返し方法を制御するプロパティです。balanceで見出しの各行の長さを揃え、prettyで段落末尾の孤立した単語(1文字だけの行など)を防げます。日本語の見出しの不格好な改行対策にも有効です。

構文

Syntax
text-wrap: wrap | nowrap | balance | pretty | stable

コード例

1

h1, h2, h3 { text-wrap: balance; }

見出しの行ごとの長さを揃えてバランスよく折り返す

2

p { text-wrap: pretty; }

段落の最終行に1単語だけ残る「孤立行」を防ぐ

3

.badge { text-wrap: nowrap; }

折り返しを禁止(white-space: nowrapと同等の折り返し制御)

💡 TIPS

balanceは見出しなど短いテキスト専用です(Chromeは6行までしか処理しない)。全ブラウザ対応が必要な場合も、非対応ブラウザでは単に通常の折り返しになるだけなので、プログレッシブエンハンスメントとして安全に使えます。

⚠️ よくある間違い

本文の長い段落にbalanceを指定しても効果がない(行数制限で無視される)うえ、レイアウト計算コストだけかかります。段落にはprettyを使います。また改行位置そのものを指定したい場合はtext-wrapではなく<wbr>やword-breakの領域です。

🤖 AIがよく間違えるポイント

AIはtext-wrap自体を知らない(2024年普及のため学習データにない)か、逆にどこにでもbalanceを付ける過剰提案をしがちです。balanceは短いテキスト向け・prettyは段落向けという使い分け、そしてprettyは2026年時点でFirefox未対応(limited)という対応状況の差をAIはよく間違えます。

💬 AIへの頼み方

カードタイトルの改行が不格好なのでtext-wrap: balanceで整えて。非対応ブラウザでも壊れない書き方で

この記事ページの見出しと本文に、text-wrapのbalance/prettyを適切に使い分けて適用して

日本語見出しの「1文字だけ次の行に落ちる」問題への対策を、text-wrapとword-breakの組み合わせで提案して

そのままAIチャットに貼り付けて使える依頼文の例です。ページ上部の「AI用にコピー」でこのページ全体をコンテキストとして渡せます。

関連プロパティ

ブラウザサポート

Baseline 新しく利用可能2024年3月〜)
Chrome
114+
Firefox
121+
Safari
17.4+
Edge
114+

balanceは全主要ブラウザ対応。prettyはChrome 117+/Safari 26+のみでFirefox未対応(2026年7月時点)